2026年10月30日

こんにちは。大阪市城東区の城東タイガースマイル歯科・矯正歯科です。
「生えてきた永久歯に白い模様がある」
「歯磨きをしても、白い部分が取れない」
お子さんの歯を見て、このような変化に気づくことはありませんか?
歯の一部が白く見える状態は「白斑」や「ホワイトスポット」と呼ばれます。初期の虫歯のこともあれば、歯がつくられる段階で生じたエナメル質の変化であることもあります。白いという見た目だけで、原因を判断することはできません。
今回は、子どもの歯に白い斑点ができる原因と、歯科医院での対応についてお伝えします。
白い斑点の原因① 初期の虫歯
虫歯は、最初から黒くなったり、穴があいたりするとは限りません。
歯の表面からミネラルが失われる「脱灰」が起こると、白く濁って見えることがあります。歯と歯ぐきの境目など、汚れが残りやすい場所にも注意が必要です。
まだ穴があいていない段階では、歯磨きや食習慣の改善、フッ化物の利用によって、進行を抑えたり、再石灰化を促したりできる場合があります。
ただし、歯の状態が落ち着いても、白い見た目が完全に消えるとは限りません。
白い斑点の原因② エナメル質の形成不全・低石灰化
歯の表面を覆うエナメル質が、十分につくられなかったり、硬くなる過程に変化が起きたりすると、白色や黄色、茶色の部分が見られることがあります。
エナメル質の厚みが不足する場合と、厚みはあっても石灰化が不十分な場合があり、状態によって対応が変わります。
歯が生えてきたときから色の違いがある場合は、こうした歯の発育に伴う変化も考えます。
歯がつくられる時期の体調や、乳歯の外傷・感染などが関係する場合もありますが、原因を特定できないこともあります。白い斑点があるからといって、保護者の仕上げ磨きや食事管理が悪かったとは限りません。
前歯だけでなく「6歳臼歯」も確認しましょう
永久歯の前歯に白濁がある場合は、奥の6歳臼歯も確認します。
6歳臼歯に低石灰化があり、前歯にも同様の変化が見られることがある状態を「MIH」といいます。前歯の白い斑点だけでMIHと診断するわけではありません。
低石灰化の程度によっては、冷たいものがしみたり、噛む力で歯の表面が欠けたりすることがあります。見た目だけでなく、痛みや歯の強さも確認することが大切です。
白い斑点は、すぐに削って治療する?
白い斑点がある歯を、すべて削るわけではありません。原因や深さ、欠けの有無、年齢などを確認して対応を決めます。
虫歯の予防と経過観察
症状や欠けがなければ、フッ化物の利用、歯磨きの確認、定期的な診察などで管理する場合があります。フッ化物を塗れば、形成不全による色や形が必ず元に戻るわけではありません。
しみる症状や、弱い部分への処置
しみる場合や表面が崩れやすい場合は、歯を保護する処置を検討します。奥歯の溝の状態によっては、シーラントが適することもあります。
欠けや虫歯がある場合の修復
歯が欠けていたり、虫歯が進んでいたりする場合は、必要な範囲を修復します。大きく崩れている場合には、より広い範囲を保護する治療が必要になることもあります。
見た目を改善する処置についても、まず歯の健康状態と成長段階を確認してから検討します。
ご家庭で気をつけたいこと
白い部分を落とそうとして、強く磨いたり、研磨剤でこすったりするのは避けましょう。汚れによるものではない場合、こすっても取れません。
年齢に合ったフッ化物配合歯磨剤を使い、間食や甘い飲み物をだらだら取り続けないことも大切です。
また、次のような変化があれば、早めにご相談ください。
・冷たいものや歯磨きでしみる
・噛むと痛がる
・歯の表面が欠けてきた
・白い部分に穴やくぼみがある
黄色や茶色の部分が目立つ
子どもの歯の白い斑点が気になったら、ご相談ください
歯の白い斑点には、初期の虫歯やエナメル質の形成不全など、複数の原因があります。
大切なのは、見た目だけで決めつけず、歯の状態に合わせて必要なケアを続けることです。
城東タイガースマイル歯科・矯正歯科では、お子さんの虫歯予防から、生え替わりや歯並びのご相談まで対応しています。
「生えたときから白い」「最近気づいた」という場合も、お気軽にご相談ください。